まず夜の呼び方についておさらいをします。
(時の図)

「今何時だい?」「七ツ」などそういう言い方をします。
まず真夜中が九ツです。
そしてお昼の正午も九つです。
(つまり、今の時計で言うと0時にあたるのが九ツというわけです。)
江戸は
九ツが基準だと考えると時の数え方が簡単になります。
なぜ九ツなんて半端な数字なのでしょう。
実は、九ツというのは中国から来た数字です。
中国では奇数と偶数を陰と陽といいます。
(偶数を陰、奇数を陽)
つまりおめでたい数として奇数を用いていました。
その奇数の中でも一番大きい、つまり
一番めでたい数が九なのでこれを基本に、ということになりました。
●減っている様に見える訳●
9×1=9 ・・・九ツ
9×2=18 ・・・八ツ
9×3=27 ・・・七ツ
9×4=36 ・・・六ツ
9×5=45 ・・・五ツ
9×6=54 ・・・四ツ
つまり時が進んだら10の単位を抜いた数を呼んでいるわけなのです。
時間が経つにつれて九ツ、八ツ、七ツ・・・と減っているように見えますよね。
それは違いまして、実は増えているのです。
9の倍数になっているのです。
9の倍で18、その1の単位だけをとって八ツ。
9の三倍で27、その1の単位だけをとって七ツ。
つまり10の単位を抜かして読んでいるのです。
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夜回りは大変ですものね。(^^
それくらいは勘弁しますよ、先生。
でも、九ツから七ツまで・・・
どこにいたんだろう?(武)
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■呼び方で異なる時刻の意味■
数字で呼ぶ時は幅はだいたい約2時間あるのですが、
そのまん中の時刻をさします。
(例として九ツは現代では23~25時のまん中ということで24時を表します。)
十二支(干支)で呼ぶ時には、
2時間というゾーンを全部示すのでアバウトな感じになります。
(例として子の刻は23~25時という表し方になります。)
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庶民の間では、九ツ、八ツ、七ツ・・・という数え方が一般的だった。
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夜はお昼と違ってちょっと細かな数え方がありました。
ゾーンになっている干支の部分を4個ないし5個に分けて呼ぶ場合があります。
「草木も眠る丑三ツ時~・・・」は丑の時刻の最初から3番目ということなのです。
暮六ツというのはお日様が沈んでからちょっと後の時刻になります。
つまりお日様はもう地平線の下にいます。
明六ツはまだ日の出の前ということで地平線の下にあるという時刻になります。
まだお日様は隠れている状態です。
だいたいの目安として暮六ツになりますと、たいていのお店が店じまいとなります。
暮六ツで戸を閉めて、宵の五ツくらい(8時くらい)に子供を寝かせて、夜の四ツ(10時くらい)に木戸が閉まります。
夜の九ツ(12時くらい)までに夜警(夜回り)が終了します。
暁七ツの時に夜通し営業していた夜鳴き蕎麦が営業をやめます。
また七ツは「七ツ立ち」と言われまして、旅人が夜明けの2時間くらい前ですから提灯を持って旅立って高輪のあたりでフッと消します。
「お江戸日本橋七ツ立ち・・・」と唄の通りですね。
そして明六ツでお店を開けるという事になります。