◆お芝居情報◆

【放送日】1999/11/25   【お芝居】瓜の蔓には瓜しかならぬ

配役 出演者名

金太 桜 金造

和吉 えなりかずき

三右衛門 魁 三太郎

お重 重田千穂子

お冬 坂本冬美

お喜 中田喜子

琢兵衛 藤岡琢也
お江戸でござる オリジナルソング
曲名恋からくり
作詞下地亜記子
作曲杉本真人
坂本冬美


●杉浦日向子のおもしろ講座●
江戸風俗研究家 杉浦日向子
加筆・編集・補足 長尾武之介



◆本日の良かった点◆

●たばこ屋さんの定説通りでした!
当時、たばこ屋さんは女将さんが美しい、看板娘がいるということが定説になっておりました。
大変時代考証が合っているそうです!
たばこ屋さんの亭主は商売繁盛を願って器量よしをもらうのでした。

●たばこ屋のセットが良かった。
たばこ,せめ台 ・今ではほとんど見かけなくなったたばこの葉をきざむ前に押しつけるせめ台(右図)というのがちゃんとあったこと。
たばこ,箒 ・たばこの上にたばこの葉のちりをはらう小さな手箒(右図)があったこと
たばこ ・お店の表、腰高障子の所に大きな葉っぱの絵(右図)があったこと
(あれは字の読めない小さな子供でもお使いに行って「五匁買ってきておくれ」と言えるように、あのように大きく描いてあるのです。)

等のたばこ屋のセットが大変良く出来ていたそうです。

奉書紙,たばこ お芝居の最後に、琢兵衛さんが切り餅の様な四角い箱を並べていました。
あれは、刻みたばこを奉書紙(ほうしょがみ)で包み、箱型にしたたばこ入れです。
一般的なたばこは奉書紙で包み販売され、人気商品だった。
かなり細部にまで大変良い出来でしたとのことです。

◆本日の間違い点◆

●「た・ば・こ」と書かれた看板
たばこ,看板 四角いひし形の物が3つあって「た・ば・こ」とあった看板(右図)がありましたが、実はあのような看板は上方の看板なのです。


●金太爺やが簡単に蔵の上の窓から出入りしてましたが・・・
これだと泥棒に簡単に入られてしまいますよ。(^^;
蔵の窓は外から開かないようになっているのです。


●大江戸たばこ事情●

■たばこの為の小物■
ここで江戸時代に使われていたきせるを紹介しましょう。
(番組内に紹介された3つのきせるです。)

変わりきせる ●変わりきせる
扇子の形をしております。
これは末広(すえひろ)という大変縁起の良い形になっています。
江戸時代の人たちの中で洒落っけのある人たちが持った物です。
番組内に紹介された物は真鍮製(しんちゅうせい)でした。
銀製のきせる ●銀製のきせる
皿が広く浅くなっていますが、これが江戸前です。
ぱっとすぐに焼けて、おいしく味わえるそうです。
まん中でねじ式に分解することができまして、携帯に便利になっています。
番組内に紹介された物には吸い口と雁首に「蛙が相撲をとっている彫金」がされていて大変ユニークな物でした。
これは男性用だそうです。
紅ラオの長きせる,吸付たばこ ●紅ラオの長きせる
花魁の持つ紅ラオの長きせるです。
一尺ほどの長さがあります。
これで吸付たばこといって、つまり格子の中で吸い付けて、格子の外のお客さんに「一服おあんなんし」とやるそうです。

吸付(すいつけ)たばこ
吉原の遊女が格子の向こうの客にきせるの吸い口を差し出す

花魁歌代 こういった煙草はどのような人々が吸っていたのかというと、老若男女みんなが楽しんで吸っておりました
江戸の末くらいになると吸わない人はほとんどいないと言われたくらいです。
たしなみとして、それぞれの家にはちゃんとたばこ盆がありまして、お客さんが来たときには
「お茶よりも先に一服すすめる」
ということがマナーでもありました。
■たばこの遊び■
現在、手元に資料がありません。
見つかり次第、掲載いたします。
春木南溟画 「国分煙草七種の評並に賛」

これは大人達が集まって、利き酒ならぬ利きたばこ、利き煙というのをやっている様です。
七種類くらいのたばこの葉を集めて、銘柄を当てっこしたり、味を比べ合うということをしています。
この絵では薩摩の国分という最高給のたばこを楽しんでおります。
薩摩の他には、水戸や上州・秩父の物がいっぱい江戸に入ってきました。
たばこの喫煙人口が多いということはそれだけマナーも厳しく科せられまして、喫煙コーナー以外では喫煙出来ませんでした。
■たばこのマナー■
現代においてはマナーとして、様々な制約がついている煙草。
江戸時代においてはどうだったか?というと、明確にではありませんが、世間一般の常識というものがあったようです。
守貞漫稿によると
「呑み様も、亭主座敷へ出るまで呑まず、亭主物語して、タバコ参れとすすむれば、客はまづ亭主より参れと、盃茶のごとく二三度とは云うなり。」
(近世風俗史(守貞漫稿)(五),P260より)
とあり、
・客は、相手が来るまではタバコを吸わなかった
・客は、亭主が進めるまではタバコを吸わなかった
・客は、自分が吸うより先にまずは亭主が吸ってくれととりあえずは断った
というやりとりがあったようです。
(万事がこれだということではないと思いますが)

また
「もし亭主頭役か親方なれば、呑めといはるるとも、給(たべ)ずとて吸わず。その此、かくれなきやつこといへる人も、六ぽう腕だて、我意を尽くす人も、慇懃(いんぎん)の座敷、また親方老人の前にてタバコを呑む人なし。」
「昔はタバコ入れ取り落としても、私のにてはこれなしと申して、かくしけるなり。」
(近世風俗史(守貞漫稿)(五),P261より)
とあり、
相手が目上の人だった場合は、その前では吸わない
静粛な場などでは、吸わなかった
・煙草入れを取り落とした場合は、私のではないと隠したものだった(自慢げに出さなかった)
ということだったようです。

とはいえ、こういった数々のマナーも
「近年はその呑み様無作法千万なり」
(近世風俗史(守貞漫稿)(五),P261より)
なんだとか。(^^;
著者の喜田川守貞さんも、昨今のタバコマナーの悪さを快く思っていなかった様です。

江戸時代におけるタバコは
「所かまわず吸うものではなく、それなりのルールがあった」
ということだったようです。
また、たばこの味を楽しむと同時に、
「吸い様を如何に粋に見せるか?」
というところにも拘っていたようで、この守貞漫稿にはタバコの吸い方も記載されております。
こういうことからも、所かまわずタバコを吸い、辺りにポイ捨てなどをする輩は、さげすみの対象になっていたのでしょうね。
(火の危険性という面から、後始末の管理が厳しかったのかもしれませんが)

●出演者への質問●

【質問:】「一息つく」という言葉がありますが、みなさんはリフレッシュと言うとどうですか?

●坂本さん●
リフレッシュというと今は温泉に凝ってまして、もう地方へ行っては温泉に入っていますので、もし温泉で私をみかけてもそっとしておいて下さい。m(^^)m
【ALL:】(笑) よろしくお願いします。
●重田さん●
アロマテラピー?
【金:】におい!!
におい、ええ~。(^o^)
私はいつも落ち着きがないのであれで落ち着かせようと。(笑)
●藤岡さん●
えへへ・・・ちょっと人前では恥ずかしいことですけど・・・
【ALL:】(笑)
実はですね~。
自宅のリスニングルームというとオーバーですが、そこでリスニングチェアにこう一人で埋まりまして、好きな4ビートジャズを聴くというのが私のリフレッシュでございます。
【ALL:】「はぁ~」という感嘆の声が
●えなり君●
【金:】えなり君、ジャズ好きなんですよ~。
【藤:】かず君好きなの?
はい、大好きです~。(^^
【金:】かずき君は年いくつなの?
【ALL:】(大爆笑)
リスニングシートとかはないのですけど、おうちでやっぱりジャズを聴きます。 【ALL:】はぁ~」という感嘆の声が
【金:】そうするとリフレッシュすると?
はい、リフレッシュできます。
●杉浦先生●
冬美さんと一緒で外の広いお湯屋さんに行って一っ風呂浴びることですね。
偶然にお冬美さんと贔屓のお湯屋さんが一緒なんです。
【ALL:】:ええっ!!(゚o゚)
【坂:】同じなんですよね~(^^
まだ出会ったことがないんですけどね。
あの~、見かけたら声をかけないです~。(笑)
【ALL:】(大爆笑)
●中田さん●
舞台出演の時にもう心臓が緊張してあがってしまうんですよ~。
今日も緊張してますけれど。(^^;
【金:】この番組、初めてですよね?
はい、初めてなんです。
【金:】緊張しますか?
はい~、緊張しました~。
【金:】そうですか~。でも緊張してもお綺麗なんですね~。(^^
【ALL:】(大爆笑)
【金:】もう、近くで見られることは光栄ですよ~。
でね?その緊張したときに二幕目に出られないくらい上がってまして・・・。 その時に先輩が御抹茶を立ててくれたんです。
本当に一服いただきましたら、すぅ~っと心臓が下に下がりまして・・・。
平常心で舞台にたたせていただきました~。
【金:】普段は紅茶がお好きとか?
はい、紅茶が・・・イングリッシュ。(笑)
●魁さん●
私はねぇ~・・・畳の上で正座しながらクラシックを聴くのがいいな。
【ALL:】おおぉ~!
【金:】何が好きなの?
え~・・・・・・明日までに考えてきます。(笑)

【ALL:】(大爆笑)
●金造さん●
私はねぇ~どんな疲れたことがあってもね~、お客様の拍手を聴けばすぅ~っと引いていきますよ!
【ALL:】観客の方々から拍手が。(^^
あぁ~疲れたとれた。(笑)
では、また来週~~!!!

■参考文献■

■このページに関してのご意見・ご感想■
掲載内容に関する感想・お問い合わせ等がありましたら、下記フォームよりご投稿下さい。
(「お問い合わせ」からも可能です)
お名前*  
件名
Mail,URL
メッセージ*
 







トップへ