◆お芝居情報◆

【放送日】2000/06/15   【お芝居】目の上のお父っつぁん

配役 出演者名
菓子屋主人 金太 桜 金造
金門寺和尚 和道 えなりかずき
よろず屋 三次 魁 三太郎
金太の女房 お重 重田千穂子
茶屋娘 お詢 石原詢子
料理茶屋主人 龍兵衛 金田龍之介
料理茶屋おかみ お由美 野川由美子
お江戸でござる オリジナルソング
曲名おんなの涙
作詞麻こよみ
作曲岡千秋
石原詢子


●杉浦日向子のおもしろ講座●
江戸風俗研究家 杉浦日向子
補足 長尾武之介



◆本日の良かった点◆

●寛政年間の九官鳥
この寛政年間には九官鳥やオウムとか人の言葉をしゃべる鳥が流行った頃だったので、とても良い設定でした。


◆本日の間違い点◆

●金太さんが寒天を持って国定忠治を演じておりましたが・・・
国定忠治は幕末の人です。
今回のお芝居は寒天を入れた煉り羊羹(ねりようかん)誕生秘話でした。
この寒天を入れた煉羊かんが江戸に登場したのは江戸中期の寛政年間なのです。
ということで、時代がずれてしまった事が間違いでした。


●大江戸お菓子事情●

■江戸時代の高級菓子 羊羹(ようかん)
羊かんですが、寛政以前は蒸し羊かんでした。
そして寒天を入れた煉り羊かんが寛政年間に登場します。
これ以降、羊かんは高級和菓子の王者を占めるようになりました。
羊かんを切り分けた物を一竿、二竿と言いますよね。
この理由ですが・・・
羊かんを作る際に型に寒天を流し込むのですが、この型をふねと言います。
この「ふね(船)」にちなんで切り分けた物を一竿、二竿としたそうです。

★羊羹という漢字の由来★
なぜ羊に(あつもの)と書くのでしょうか?
羊かんは、もともとは羊の肝や肉、血を煮込んだ熱い吸物でありました。
それで羊の羹・・・というわけで羊羹となったわけです。
ですが日本に入ってきたときに獣の肉は食べられないという事で、同じ色の小豆(あずき)で代用したのでした。
最初はを使っていたそうです。

著作権の都合上、掲載いたしません。
(三谷一馬氏 画)

蔵を構える程の大店で、高級和菓子屋です。
上生菓子、練り切り羊かんなどが主力商品です。
庶民はこのような所ではなかなか買えませんでした。

★金造さんから質問「金つば?」★
もともとは上方で売られていた銀つばです。
刀の鍔(つば)のような楕円形のお菓子で、江戸に入ってきて金つばとなりました。
■様々なお菓子を売る商売人達■
●唐人飴売り(とうじんあめうり)
番組内にて表示された絵は、著作権の都合上、掲載いたしません。
(道場所有資料より代用します)
唐人飴売
「唐人飴売」
和菓子ものがたり』より
(中山圭子、朝日文庫、p231、2001/1/1)

唐人の帽子、服装をしています。
後ろには滑車で動くからくり人形があり、なんとチャルメラを吹くそうです。
でたらめな歌と踊りで子供たちには人気がありました。

●とっかえべえ●
取っかえべえ
「取っかえべえ」
和菓子ものがたり』より
(中山圭子、朝日文庫、p228、2001/1/1)

「とっかえべぇ~、とっかえべぇ~」
「きせるの潰れでも、釣鐘のこわれでも、べっこうの折れでもめっけただけ持ってきな。とっけいべいにしよ、飴を買ったら凧やろか、凧が嫌なら本やろか」
と鉦(かね)を叩いて売り歩く飴屋です。
古金、鉄くずなどを回収するのが目的です。
子供たちがキセルの雁首や釘などの金属の破片を持っていくと飴と交換してくれたのでした。

●粟餅屋(あわもちや)●
番組内にて表示された絵は、著作権の都合上、掲載いたしません。
(三谷一馬氏 画)

大変な人気がありました。
その人気ゆえか、いろいろな所に店ができました。
でも、それぞれが本屋・元祖などを名乗ったのでどこがどこやらわからなくなったらしいです。(^^;

粟でついた餅を合いの手を入れる人が一握り取って「むにゅ~」っと握り、指の股から出てきた団子をかなり先にあるきな粉・ごま・あんこがそれぞれ入った鉢に投げ入れます。
名人になると1個ずつではなく、一度に3~5個も投げたとか。
お菓子屋さんといえども、すごいパフォーマンスをするんですね~。(^^;


お菓子といっても庶民はそうそう口にできるものではありませんでした。
砂糖そのものが高価だったので、大名といえども接待の時などに大事に使ったそうです。
当時、甘い物といえば水菓子(果物)で代用しました。

庶民のお子様のおやつといえば、もっぱらでした。

●出演者への質問●

【質問:】お菓子は好きですか~?

●石原さん●
すごい好きです。(^^
小さい時はお米とお砂糖持っていってぽん菓子・・・
【魁:】爆弾っ!!で、ボォォーンとうるさい奴ね!(^^
そうそう!!それが年に1回か2回うちの近所に来まして、それがすごく楽しみだったんです~。
●重田さん●
うちはね、定番のおやつは芋の天ぷら。
サツマイモのね。(^^
●金田さん●
【金:】金田さんのお菓子はすごいと思いますよ~。
子供の頃のお菓子を聞いてみましょうか?
べろべろ。(^^
【金:】わかんないでしょ~~?(^o^)
ぷりんぷりんとしたゼリーの固まった奴をね。
駄菓子屋に行くと3枚5銭くらいでくれるんですよ。
【金:】3枚5銭!!!∑(゜Д゜)
それ何年頃の話でしょうか?
昭和初期だね。
でね、それにきな粉をまぶしてね、食べるのよ。
●えなり君●
バナナチップとかですね~。
そういうのを良く食べてましたね。
後はホットケーキとかです。
●杉浦先生●
え~・・・あまり甘い物は苦手ですしね~。
【魁:】子供の頃から?(^^;
覚えている事で、竹の皮に梅干をはさんでチューチュー吸う。
【え:】そ、それがおやつなのですか?
口寂しい時にそういう物が好きでした。(^^;
●野川さん●
私はねぇ~、小さい時から紙芝居のおじさんがくると水飴!!
【魁:】あぁ~なるほどっ!!こうして、こうしてっ!!(と手をグルグル)
水飴をすくってくれて、それにおせんべいをペンペンと貼ってくれて紙芝居を見ながら真っ白になるまで練るわけよ。
あの水飴が欲しくて欲しくてね~。
でも親がなかなか買っていいって言わないんですよ~。
あの水飴、今でも魅力ですね~。
●魁さん●
僕は子供の頃はショートケーキとかね。
【金:】嘘つくんじゃないっ!!!(>o<)/(笑)
アンタはだって乾燥芋とかでしょ?
乾燥芋、大学芋、ふかし芋・・・芋ばっかりだったなぁ~。(^^;
ホットケーキなんて初めて食べたときはもうびっくりしちゃったよ。
だって俺、最初あれはお好み焼き2段にしてるんじゃないかって思っていたもん。(^^;
●金造さん●
えなり君はチョコレートとか食べるでしょ?
【え:】え、いや・・・僕は甘い物とか苦手でして・・・
最近の子供、こういう事を言うんだよ~~。
オレらのときゃぁ、甘けりゃそれで良かったよなぁ~??
【魁:】そうっ!!!(^o^)/
サレビアか何かの花を取ってチュチュチュとっ!!!
(会場から拍手喝采~(^o^;) )
角砂糖なんか、食べてないっ!!!
氷砂糖とかねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
【野:】そうそうそう!!!
近頃の子はね~、あんまり甘い物とか好きじゃないって言うんですよ~!!
オレなんかね~、母親になんかおやつくれって言ったら・・・
にぼしを3匹投げられたよぉぉぉぉ~~(ToT)/
【ALL:】(爆笑)
オレは猫じゃねーんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!(ToT)/
【ALL:】(大爆笑)
今回の金造さんの話の時は会場中笑い声ばかりでスゴい状況でした。
ここまで爆発したのは初めてじゃないでしょうかね?(^^;
録画したのを見直して、私も何回大爆笑したことやら☆(^^(武之介)

■参考文献■

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