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豊国画「市川三升(七世市川団十郎)」
これは千両役者の市川団十郎です。
大変大きな派手な紙入れと煙草入れを持っております。
自分の市川家の
三升紋がそれぞれに配されてありまして、かなり奢った物です。
こういったいくらでもお金がかけられる物ですから、贅沢禁止例では真っ先に取りしまわれる小物です。
■箱迫(はこせこ)(函迫)■
最初は奥女中など身分の高い人しか持っていませんでした。
時代が下るにつれて、庶民のおしゃれな女の子達も持つようになってきました。
簪差しも一緒に兼ねています。
匂い袋もついていますね。
■早道(はやみち)■
上の部分が開くようになっていて、そこに金銀の小粒を入れておきます。
帯に挟んで持ち歩きをします。
下の部分にもお金が入るようになっています。
お財布ですね。
革でつくってありますが、凝った物になってくると虎の革などで作ったそうです。
輸入物ですね。
■とんこつ■
木をくりぬいた煙草入れです。
木の筒の部分に煙管を入れて、丸い入れ物の方に煙草の葉っぱを入れます。
■袂落とし■
紐の部分を首にかけて着物の中に通し、袋を両袂の所に入れておきます。
袂の所に入ることによって重石の役目を兼ねることができるので、ぶらぶらしないようにできます。
手ぬぐいを入れる方は、竹の細いのや鯨のひげで編んだりします。
小銭を入れる方は、革や織物で編んだりします。
このように素材を変えて作ったりしました。
これは元々はお侍が始めた物です。
「お侍が忘れ物をするという事は非常な恥」とされていたので、大事な物を忘れない様にこういった物が使われていたんでしょうね~。
江戸は大変おしゃれにこった街ですから、数々の有名店がありました。
今でいうブランド品ですね。
日本橋の丸角、
池之端の越川が有名です。
他にお芝居の中で味噌屋と出てきましたが、
南伝馬町に「味噌屋もっとい」(?)というお店がありあます。
(味噌屋でも味噌を売っているのではなく、小間物です。)
とにかく、こういったおしゃれによって自己表現することにより、ことに若者をターゲットとに商っておりました。
それゆえ、小間物屋さんの店先には綺麗な販売員がいて、ちゃんとお客をひいていたということでした。
現代でも同じようなことをしておりますよね~。(^^