
『
浮世風呂』より
(神保五弥校注、角川書店、S43/2/20、P8-9)
上に掲載したのは、「浮世風呂」の挿絵です。
左上に黒く縁取りされた板のようなものから、足が見えている部分がありますよね?
これが「
柘榴口」です。
この柘榴口の先に浴槽
(よくそう)があります。
柘榴口は扉の様に開閉することが出来ず、人は
常にその下を潜らなければなりません。
柘榴口という名前の由来は、『醒睡笑
(せいすいしょう)』によると
「屈(かが)み入るといふを鏡鋳(い)るといふにとりなしたるなり。昔は鏡を磨ぐに、石榴(ざくろ)の実のすを用ひたるゆえなり」
とあります。
つまり
「屈んで入る→かがみいる→鏡を鋳る→鏡を磨くのに使ったのは石榴の実」
という繋がりからという説があります。
この石榴口があることで、浴槽内の湯気が外に逃がさずにすみます。
よって浴槽内の温度を一定に保つことができるのです。
銭湯の中は湯気を逃がさないようにするため、
窓がありません。
よって薄暗い中を歩くことになるため、慣れない人は危険ですね。
石榴口に至っては、潜らないといけないため、上のお父さんも
「頭ぶつけるなよ~」
と子供達に注意を呼びかけているのでした。(^o~)
現代人がこれをみたら
「なんだこりゃあああああ!!!」ヽ(`Д´)ノ
って驚き桃の木山椒の木になるでしょうね。